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エコキュートとは、火を使わずに空気の熱を利用してお湯を沸かす「自然冷媒（CO2）ヒートポンプ給湯器」のこと。電気温水器の仲間ですが、仕組みは少しだけ違います。
エコキュートは空気の熱を上手に汲み上げて、給湯に必要なエネルギーをつくるための「ヒートポンプシステム」を利用した給湯器です。

ファンで取り込んだ空気の熱は自然冷媒CO2に吸収され、コンプレッサーへと送られます。熱を持った冷媒はコンプレッサーで圧縮されて、さらに高温になります。高温になった冷媒が水に熱を伝えてお湯を沸かします。熱を失った冷媒は膨張弁へ送られ、再び空気熱を取り込むというサイクルを繰り返して、お湯を沸かすシステムです。

ヒートポンプ方式+自然冷媒（CO2）でお湯を沸かすから、環境にやさしい。

温室効果ガス（CO2）の排出量

省エネ効果で温室効果ガス排出量の削減

エコキュートは、その高い省エネルギー効果により、地球温暖化の一因となる温室効果ガスの排出量を大幅に削減できます。また、自然冷媒として使用するCO2は、工業製品の製造過程で副生ガスとして排出していたものを回収・精製し、有効に再利用しています。

ヒートポンプ方式+割安な夜間の電気を利用するから、省エネで経済的。

エコキュートと灯油・ガス給湯器との光熱費比較
（モデルケース）

ヒートポンプ方式と、夜の電気で光熱費削減

エコキュートは、空気中の熱を上手に汲み上げてお湯をつくる高効率ヒートポンプシステムを採用。使用する電気エネルギーを生み出すことができることから、大幅な省エネにつながります。さらに割安な夜間の電気を利用するから、とても経済的な給湯器です。

1　低ランニングコスト

エアコン・テレビや証明などのスイッチOFFだけが光熱費の節約ポイントではありません。 家庭で使うエネルギーのうち、給湯の占める割合は実に約3割。これからは、家庭での「給湯」の省エネが課題です。エコキュートなら、電気代は月平均で約1,000円（※）。上手に節約することが可能です。

※機器や種類や使用条件および気候条件によって料金が異なります。機器の特性上、冬期間は料金が高くなることがあります。

2　自然冷媒CO2で、地球環境への負荷を軽減

エコキュートで使用する自然冷媒CO2は可燃性や毒性もなく、オゾン層破壊係数ゼロ。地球温暖化係数もフロンと異なり、自然界に存在し、可燃性や毒性もなく、家庭用で使用する冷媒としては安全性にすぐれた冷媒といえます。

※1：オゾン破壊係数（ODP）とは

物質ごとのオゾンに対する影響の大きさを測る指標のひとつで、数値が大きいほどオゾン層を破壊すると考えられます。

※2：地球温暖化係数（GWP）とは

物質ごとの地球温暖化への影響の大きさを測る指数の一つで、室温効果がある様々なガスの地球温暖化に対する効果の程度を、二酸化炭素の効果に比べて表したものです。 エコキュートは、この二酸化炭素を冷媒として利用しているため、係数は1となります。

3　90度の高温沸き上げ

自然冷媒CO2は加熱能力にも優れているため、外気温がマイナス10度（寒冷地仕様ではマイナス20度）という条件でも、最高約90度の高温沸き上げが可能です。COP（注2）は年間平均3.0以上。「1」のエネルギーを使用して、「2」以上の大気エネルギーをくみ上げ、「3」以上の給湯エネルギーをつくります。

（注2）COP（エネルギー消費効率）：消費電力あたりの加熱・冷却能力を表したもの。この値が大きいほど効率が良いといえます。

4　省スペース＆コンパクト＆多機能

スペースをとらない薄型コンパクト設計により、わずかなスペースや窓下にも設置ができるものや、給湯タンクユニットを床下に設置可能にしたタイプもあります。

5　電気温水器と同様のメリット

エコキュートは、お得な夜の電気を使ってお湯を沸かす電気温水器の一種です。エコキュート独自のメリットの他に、電気温水器と同様にいいところも沢山あります。

※小容量タイプなどで、昼間の沸き増しを実施した場合は、その効果が得られないことがあります。